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選手権Aチーム

選手権Aチームは0-2で敗戦。Aチーム6年生の公式戦は終了しました。

最後のベンチでは大きな声で、ずっと応援しようと思っていました。でも、そんな必要はありませんでした。グランドの選手は、自分たちの力を、しっかり出して戦っていましたから。最後の最後に立ち上がり、大きな声で応援しましたが、あれは選手の背中を押すのでなく、僕の思いは「ありがとう」という感謝の気持ちと「申し訳ない」という謝罪の気持ちから、自然に声が出ました。


何度も消極的なプレーを叱られていたセンターバックは強気にプレーし、体を張っていました。

器用だったが為に、いろいろなポジションをやってもらった10番は、5年生にしっかり指示を出していました 。

真っ直ぐなプレーが多かった彼は中盤でチーム一番の運動量でボールを奪い、パスを出していました。

いつも汗びっしょりのボランチは今日も、相手に強く、強く、プレーしていました。

ミカドのラッキーボーイは、選手権ではラッキーでなく実力でスタメンになりました。

なかなかスタメンになれなかった小柄な選手は、最後の最後、左サイドハーフでスタメンでした。真面目に練習していた姿はしっかり見ていましたよ。

大きくはないけど、何度もゴールを守ってきました。ミカドも今日も素晴らしいプレーでした。

ミカドからAチームになったサブキーパー。最後はGKではなく、フィールドでのプレーでしたが、しっかり見せ場を作ってくれました。

いつも緊張して自分の力がなかなか 出せない彼は、何度も何度も、ゴールへ向かっていました。

最後にドリブルで仕掛け、シュートまでもっていった、キャプテンのプレーはしびれました。


でも、勝てませんでした。これは的確な指示が出せなかった僕の力不足であり、選手の力不足ではありません。試合終了後、センターサークルで、みんなに何を話せばいいのか、しばらく言葉が出てきませんでした。最初に出た言葉は「申し訳ない」これほど自分の指導力の未熟さを感じたのは久しくありませんでした。選手に驕りがある。甘えがあると再三叱ってきましたが、それは僕だったのです。だから、選手には本当に申し訳ないと思いました。選手に話しながらも悔しくて、申し訳なくて、どうにも気持ちの整理 がつきませんでした。それは選手も同じだったと思います。

ふと、ひとりのコーチから勝ったら、時間があるのでみんなで試合をしましょうと提案があったことを思い出しました。

「蹴ろうか」みんなに聞きました。最後は笑顔で終わりたかったので。

たくさんのコーチが応援に来てくれました。5年生も応援に来てくれていました。もちろん、ご父兄も。ほんの少しの時間でしたが、本当に本当に楽しかった!やっぱりサッカーは楽しい!だいぶ気持ちが救われました。

正直、こうやって書きながらも、悔しさは消えません。ふと、ぼんやりしてしまいます。それだけ僕自身、この大会を大切にしていたということだと、今の自分の気持ちから感じます。ミカド、フジパン、カーニバルで負けた後とは明確に気 持ちが違います。もちろん、どの大会も全力でやっていましたが、「最後の大会」は別だということです。

まだ気持ちは落ち着きませんが、書かないと寝れそうにありませんので、こうやって書いています。今日はお酒に飲まれそうです、、、

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コメント
[2] ナガタ | 2015/12/30 21:51
コメントありがとうございます。オシムさんの言葉、とてもいいですね。
[1] ソクラテス | 2015/12/28 20:54
結果は残念でしたが、選手たちは幸せ者です。永田さんがここまで選手のことを思っているのですから。選手たちも永田さんのこと、感謝していると思いますよ。この経験が生かして選手たちは、更に大きくなって欲しいと思います。

この世代は、実力より戦術によって勝敗が左右されます。

オシム元日本代表監督が言っています。
「自分たちが良いプレーをしようという意味で前進する戦術は正当。ネガティブに試合のクオリティを上げるのではなく相手の良いところを抑えてスコアの上では勝つということを狙っているところにとどまっていると前進はない。世界のサッカーは進歩し続けている。今日勝つ、あるいは負けたことを取り返すのであれば、明日には他のチームはもっと強くなっているだろう。」
試合に勝つに越したことはありませんが、育成世代は自分が成長する為にやるべきことができればいいと思います。
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