本日 454 人 - 昨日 429 人 - 累計 1392335 人
RSS

大事なことはめんどくさい

大会が続いています。

ユニフォームをどうするか。会場の注意は何があるのか。メンバー表は大丈夫か。特にコロナ対応でいつも以上に大変です。そもそも僕も初めてでわからない事ばかりです。
さらに例年以上にジュニアユースの始動も早く、こちらもバタバタしています。かなり大変ですがこんな時に数年前からこの言葉に救われています。

「大事なことはめんどくさい」

ジブリ映画、宮崎駿監督の言葉です。

当たり前に毎日仕事をしています。会社もサッカーもバタバタです。あぁ~~めんどくさい!やめた!っと、したいところですがもちろんできません。そんな時にこの言葉を思いだすと心が落ち着き、冷静になります。

そもそもバタバタしているのは、バタバタできるほどチームに選手がいるからです。指導者をスタートした時はバタバタできるほどチームに選手がいませんでした。

かなり長くなりますが昔話を・・・・

僕のスタートは西小のコーチからスタートしています。(改めて指導歴を確認したところ今年で18年目でした。あっという間の18年です)
当時は1年生から6年生で20人くらいだったと思います。坊主が入団したのがきっかけですが、そもそも少年団のことなど何も知らず、奥さんから少年団に入団したからと事後報告でした。
当時はまだ会社の草サッカーに夢中でしたので坊主のサッカーはたまに練習を散歩がてら見に行く程度で、いつも西小のタイヤのところに座り練習を見ていたところ当時の代表からジャージを渡され、なんとなく関わることに。
その後、次々にコーチが辞め、当時のやり方に疑問もあったので代表を僕がやりますとチームを預かりました。熱い性格は昔からです(笑)とは言え、実質コーチは僕ひとり。僕がお休みすれば練習もお休み。町大会はすべてのカテゴリーを監督。公式戦は監督と審判をすべてやっていたのでいつもお昼ご飯を食べる時間はありませでした。グランド設営をひとりでやったことも何度もあります。

練習は1年生から6年生でやっていたので力の差がありすぎて学年に合ったトレーニングができない。これでいいのか?これで選手は成長するのか?練習が終わるたびに考えていました。

そんな時に相談にのってもらっていたのが当時の大治小の代表であり、前の大治SSSの代表です。
僕の方から高学年だけでも一緒に選抜のような形で一緒にやりませんかと持ち掛けました。返ってきた答えは「やるなら全部一緒にやるべき。中途半端はやめよう」と。そうして一緒にやることになったのが2007年。今から13年前です。ですからユニホームのエンブレムにはsince2007と入っています。

最初の頃はやはり文化が違うので何度か意見の相違がありました。本当にたくさん話ました。グランドで。移動中の車中で。近所の中華料理屋で(笑)でも大変でしたがやっぱり楽しかったです。この年になって利害関係のない友人ができた感覚です。だから今までやってこれたと思います。合同でやりだしてから数年後、前代表から「次の10年頼みます」と引継ぎました。僕の、そしてこのチームのベースはこの頃が原点です。僕が今やっているのはこの当時の考えをしっかり引継ぎ、その中で時代に合わせるところを微調整しているだけです。

代表になり、今まで二人でやっていたことを一人でやることになり責任も多くなりました。更に坊主がジュニアユース、下の坊主は違うジュニアのチームへ行き、僕は大治SSSで、一時は家庭に3つのチームがありました(笑)今思えばよくやっていたと思います。ただ、そうやっていろいろなチームで活動したからこそ、人脈も広がりました。ジュニアユースの世界を見ることもできました。これは貴重な経験でした。

僕は自分の事を良い指導者だと思ったことは一度もありません。そもそも評価は自分ではなく他人がするものだと思っていますから、皆さんが僕のことをどう思うかが評価です。そして、その評価結果が在団員数だと思っています。

自信がない。迷いばかり。だから、勉強します。それは今でも変わりません。同じことをやっても同じ選手はいませんから、同じ反応ではありません。だったら、どうやって対応するのか?考えることは尽きません。
僕が唯一指導者として良いところがあるとすれば、他の方の意見を一度は素直に聞く事ができることかなと。それは自信がないからどんな意見も貴重だからです。そしてどんな方にも驕らず、謙虚に。

最初の話に戻りますが、バタバタしているのは選手がいるからバタバタできます。大会に出場できる環境があるからバタバタできます。会場提供できるグランドがあるからバタバタできます。

すべては人と環境があるからバタバタできます。そして、悩めるのは選択できるからです。実はこれ、かなり幸せなことです。僕は恵まれています。

僕が一番に考えるのは当たり前ですが選手の事です。その中でもサッカーができる環境を作ることです。場所がなければ仲間がいても、才能があってもサッカーはできません。その環境をどう作るのか。より良くするためにはどうすればいいのか。

選手にはいつも全力であきらめずプレーしようと話しています。僕もチームの為に全力でやっているつもりです。それは後悔したくないからです。事実、大変です。でも、めんどくさいという事はそれだけ大事だという事ですから。

チーム、選手、卒団生。大治SSSに関わったすべての選手の為に自分ができる事を全力で、真摯に情熱を持ってやっていきます。

半沢直樹にかなり感化されてます(笑)

コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):