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全力の大きさ

コロナの影響でリーグ戦がなくなり、オープン参加となったことで出場資格がもらえ数年ぶりに参加した全日予選は連敗で敗退となりました。

会場へ向かう車中で鈴〇コーチから懐かしいものがありましたと数年前に出場した県大会の要綱を見せてもらいました。
当時もですがクラブチームの中に”SSS”という少年団がある事に違和感がありましたが、やっぱり、その違和感は変わりませんでした。今でも代表決定戦であり、県大会の記憶は鮮明にあります。それだけ特別な場所、時間だったということです。だからこそ、もう一度みんなとその場所へ行きたいと思いましたが、思いだけで勝ち進めるほど現実は甘くありませんでした。

実質、2試合目は消化試合となっていました。でも、盛り上がって、戦って、終わりたい。その為にスタメンを変えずに戦いましたがなんだかモヤモヤが残る内容となりました。
僕はすぐに主審でしたが審判をやりながらモヤモヤの原因を考えていました。みんなは自分なりに戦っていたと思います。手を抜いていた選手はいないと思います。

審判をやっていた試合は点差がどんどん開いていきました。点差の開いた試合は楽なもののはずなのに、走って走って本当に疲れました。なぜか?何点取られても1点を取る。これ以上、失点はしないという気持ちが表情に、目に、プレーに出ていました。唸り声をあげながらボールを追っている選手がいました。そんな相手に何点取っても、もっと、もっとと全力で貪欲に得点を狙うチーム。攻守の切り替えが早く、球際は非常に厳しく。だから、僕も全力でジャッジしました。
試合終了の笛を吹いた僕が一番に思ったのは、自分自身、全力でジャッジした。これ以上に真剣にはできないという気持ちです。これでミスジャッジがあってもしょうがないと。

これかなと。全力の定義が違うんじゃないかと。僕の思っている全力とみんなが思っている全力の大きさが違うんじゃないかと。だからみんなに今一度考えてほしい、昨日の自分は本当に全力だったのかと。

その全力はプレーだけではありません。準備も含めてです。カーニバル予選を通過できなかった時に話ました。
スパイクは履く時も脱ぐ時も紐をひとつ一つ緩め、ひとつ一つ締めていく。トントンとつま先を地面に当てて履かない。かかとを踏まない。ボールをセットする時は手でセットする。自分の持ち物はカバンに入れる。
そんなことで変わるのかと思っている選手がいると思いますが、そんなこともできないでサッカーをするのかと僕は思います。

すべて繋がっています。試合だけ力を出そうと思ってもできません。そんな選手にサッカーの神様は微笑みません。僕はこういうことを真剣に思っています。

小さな、小さなことからやっていきます。でも、サッカーをするのはいつも言いますが、コーチではありません。みんなが先に書いた小さな、小さなことをどれだけ自分自身の事と捉えて実行できるかです。

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