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伝えたいこと。

ここ数年、高校サッカーをよく見るようになりました。それが最後の大会となると本当に心打たれる試合ばかりで、すっかり虜に。

週末、総体予選を二試合観戦。末端のスポ少の指導者ですが、考えさせられる事がたくさんありました。


■PK戦

OB父兄として観戦した試合は延長でも決着がつかず、PK戦へ。残念ながら初戦敗退。

泣きながらOBに謝るキャプテン。立ち尽くす、親御さん。かける言葉はありません。彼らが流した涙は、やりきった充実感からの涙なのか、やり残した後悔の涙なのか。つくづく勝者と敗者の姿に勝負の厳しさを感じました。

そして、PK戦以外に勝負を決する方法はないものかと。あまりに個人に対する責任が大きすぎると感じます。



■延長での勝利

坊主がお世話になったチームの選手がいたので、応援にも力が入りました。実力は相手のが上ということはみんなわかっています。サッカーは学校の名前や選手の経歴でやるわけではないということです。本当に少ないチャンスを決め、勝利。気づいたら声を出して、大きな拍手をしていました。



二日間で対照的な結果となった試合を見ました。事前にいろいろな話を聞いていましたが、結局はやってみないとわからないということです。

やらされるのではなく、自らやる。
恐怖で選手を動かすことで結果を求める。そんなものは、どこかで限界がある。自らやるから、持っている力を出し切ることができると思います。やらされたサッカーの結果は、やらせた指導者に責任転換できます。でも、自らやった結果は、自ら責任を負う事になります。言い訳はできません。すべて受け入れるしかありません。でも、だから、がんばれると思います。


もうひとつ。
小学生時代を知っている選手がたまたまいました。当時は体も大きく、身体能力も高い選手。どんな風に中学・高校でサッカーと関わったかはわかりませんが、当時の伸び伸び、前へ前への感じはなく、終始、無難なプレー。ちょっと寂しかったです。


他のカテゴリーのサッカーを見ることで、本当にいろいろな思いが頭に浮かびます。その、ひとつ、ひとつを自分に置き換えることで、今、僕がこのチームで選手に何を伝えるべきかが変わることも事実です。

今、一番思うことは僕の言葉で選手を追い込まず、燃え尽きさせないこと。やらされのではなく、自らやることの大切さを伝えることです。

コメント
[1] 同級生 | 2015/05/15 01:10
久々に、ブログ拝見しました。
ただただ、感動!!
僕も5年かかりましたが、今のチームの中に取り入れてきました。
やっとスタッフにも伝わり始めています。
選手にも、大人にも組織にも「自ら感じて自ら動き出す」には
『忍』の取り組みだと思います。
永田さんありがとうございました。
失礼かと思いましたがコメントしてしまいました。
感謝!!
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