ミカドカップは完敗でした。
地域のトップクラスであり、県リーグに参加しているチームに対しどうやって戦うのか迷いましたが結局は一部ポジションを変えただけとしました。
この試合だけ今までやってきたことをすべてリセットして戦うという方法もありましたがそれが成長に繋がるのか。そもそも選手はそれが楽しいのかなど複合的に考え出した結論です。
この試合へ向けたTMには参加できませんので恒〇コーチの意見を聞き、僕自身が納得できたので尊重しました。
抽選会で相手が決まった時の僕の思いは、やってしまった・・・というネガティブな思いよりも
どんな試合を見せてくれるだろうというワクワクの方が圧倒的に大きかったです。
勝ち進む事だけを考えれば最悪なくじ運ですが(笑)
試合はポゼッション1:9、完全なハーフコートマッチ。力の差は歴然でした。
でも選手は今ある力を出して戦っていました。100%の力です。
ただ相手も100%出せば単純な力の差が結果になるだけです。
素晴らしい技術と判断の連続。そしてまったくミスをしない。
そんな相手に真っ向勝負したこの経験、気持ちは選手の大きな財産になると思います。
公式戦の場で強豪相手に戦う経験はやろうと思ってもできませんから。
完敗でしたが悔しさはありませんでした。やるべきことをやって自分たちの力を出した。
それで負けたのです。これ以上選手に求めることはできません。
すべては力をつけてあげることができなかった僕の指導者としてのスキル不足です。
でも僕は選手に今ある情熱と知識で指導してきましたのでこれ以上の結果を出すことは難しかったです。だから後悔はありませんし清々しい気持ちで終えることができました。
みんなは何を感じましたか?そして次にどうすればいいと思いますか?
自問自答を繰り替えてください。そこで課題を見つけ、その課題を克服していく。
それが成長です。
それは僕も同じです。残りは選手権のみ。
ここで選手に何を求め、どんな言葉をかけるのか。ベンチでどんな立ち振る舞いをするのか。
最後の大会へ向けて自問自答を繰り返す作業が続きます。
すべては終わった後に後悔しないように、です。
しかし、本当に強かった・・・・そして良いものを見せてもらいました。