フジパンは1-1からのPK戦で敗退となりました。
あれほど落ち込んだ選手を見たのは初めてです。こういうシーンは何度も経験していますがいつになっても気の利いた言葉が浮かびません。
カーニバル予選の敗退後から心のモヤモヤは続いていました。
何人かのコーチに率直な意見を聞き、フジパンは自分自身の振る舞い、やり方を少し変えて行こう決めました。結果的にそれはチームとして良い方向に出たと思います。出なかったのは結果だけです。
まだまだ僕の力不足です。それほど選手は頑張りました。これ以上、頑張れとは言えないくらいに戦いました。
特にラスト5分はこれが今年のチームカラーだと思っている戦い方でした。
何度、のけぞって空を見上げたことか・・・1本でも入っていれば・・・スポーツにタラレバはなしですね。
チーム全体としてやっているサッカーの質、基本技術は相手の方が上だったと思います。
(うちの失点は相手の素晴らしい個人技でした。いいものを見させてもらいまいました。)
でも僕はそこを一番に求めていません。走って戦う。これを選手に一番に求めています。
よく最後まで走って、戦えました。
後半途中からずっとベンチから出て立っていたのはみんなのプレーがそうさせました。
僕ができることは少しでも近くで選手の状況を見てより良い状態を作ること。
そして何より一番の応援団として選手を励ますことです。
いつも僕は一番の特等席で観戦し、一番の応援団だと思っています。
試合後、手がパンパンになっていましたが無意識に手を強く叩いていたようです。
久しぶりに熱くなり、感動しました。その感動は応援していた親御さんにも間違いなく伝わったと思います。
勝ち”方”、負け”方”に拘るといつも言っています。
そういう意味で僕の中では最高の負け方、最高の敗者です。
負けたので悔しい気持ちはもちろんあります。でもこれ以上選手に求めるは現時点では酷だと思いました。誰も悪くない。誰のせいでもありません。ベストを尽くしても残酷な結果があるという事です。
こういうシビれる・熱い試合をまた見せてほしい。きっと見せてくれると期待しています。
ナイスゲーム!お疲れさま!