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伝えると言うこと。

土曜日はO治中とのTMでした。ここ数年、毎年この時期にやってもらっています。単純に僕がOBのプレーをみたいなどTMを行う理由はいろいろありますがやはり一番は次のカテゴリーを経験してほしいということです。何がどれくらいできて、何がまったく通用しないのか。そんな事を肌で感じてほしい。
ですので最初に選手権と同様でしっかり戦うこと。次のステージに繋がるような内容にしよう。スピード、フィジカルなどで負けるのはしょうがない。ただ、技術は出そうと話しましたが・・・

完全に圧倒され何もできませんでした。ただ、それは最初からわかっていたことです。二つも上の学年です。押される事はわかっていたことです。ただ、まったくチャレンジしない。失点しても表情が変わらない。中学生だから負けても失点してもしょうがない。そんな気持ちがあったと思いますし、そう思うことも心情的にはわかります。でも、そんな気持ちでTMをし何の意味があるのか。

10回チャレンジして9回取られても、1回抜けるかもしれない。一回も抜けてなくてもチャレンジした事に大きな意味があります。
最後の最後に体を投げ出し、ディフェンスすれば失点を防げたかもしれない。結果、体に当たらなくてもそのプレーをした事に意味があります。それは今出来なくても、やった事で次にできるかもしれないからです。
「かもしれない」の部分は戦う気持ちがなければ絶対に起こりません。そういう部分を大切にしよう。一番に考えてほしいと思って指導してきました。ずっと、1年間、戦う気持ち。走ること。何度も、何度も言ってきました。

1本目が終わったベンチでこのチームで一番大きな声で叱りました。悔しくてたまりませんでした。

土曜日も日曜日も、なんで僕はあんなに自分自身が悔しかったのか。ずっと考えていました。負けたから。失点ばかりだったから。違います。僕の思いが伝わっていなかったからです。1本目のベンチで言った言葉そのものです。

「気持ちを伝える」

内なる闘志という言葉が僕はあまり好きではありません。そんなものでは伝わらないと思うからです。気持ちも声も相手に伝わらなければ意味がありません。本人は伝えてるつもりでも、声を出していても相手に伝わらない、わかってもえないなら意味がない。だから、伝える為の努力をするんじゃなかと僕は思います。

何でこんなに叱られるんだと思った選手がいたと思います。それは少しでも、一言でも、今ではなくても、いつか、今日、僕に言われたことを思い出し、「あぁ、この事だったのか」となれば、救われます。それこそ言わなければ伝わらないからです。

叱った後の試合はよくやれていた部分が出ていました。ただ、これもずっと言ってきました。言われる前にやること。言われてやっているのは、やらされているのだと。

僕がこのチームでずっと伝えたい事は単純です。

最後まで走る。
どんな時でも、どんな相手でも最後まで戦う。

全てはその上に成り立つものだと思っています。これが今の僕のブレない思い、信念です。

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