カーニバル決勝トーナメント。大治対決はAチームの勝利となりました。
あくまで僕はAチームの監督としてベンチに入りいつものようにやりました。相手が同じチームだとしても、何点入れても絶対に緩める事なく戦うと決めていました。
■Aチーム
たくさん得点はできましたがいつもしないようなミス、プレーがありました。やりにくい緊張からはわかりません。勝てばいいのではなく、勝ち方に拘る事といつも言っています。そういう部分で物足りない内容でした。僕自身、熱くなることもなく試合が終わりました。
次の試合。どれだけ気持ちを高く持って戦えるかです。
■Bチーム
入りから元気がなく早々の失点から気持ちも切れてしまったようです。
後半の途中でどうして我慢できずBチームの選手に声を出してしまいました。何点取らても、次の1点は絶対に守る。何とか1点取る。試合結果がほぼ決まった試合で少しでも何とかしようと、もがくことはできたはずです。そういう気持ちでプレーすることで人は成長します。
カーニバルBチームはなかなか公式戦に参加できない6年生に少しでも緊張感のある試合を経験してほしいとの思いで参加しています。
チームのスタッフはBチームを大切にしています。もちろん僕もそうです。ですからスタメンは6年生中心であり、新調したユニホームもBチームの選手に着用してもらいました。
AとBの差は縮まっていません。厳しい事を言いますがそれが現実です。やるもやらないも本人次第です。
■気持ちを伝える
会場には多くの方が見に来てくれました。なかなかないことです。そういう人たちに気持ちの入った熱い試合をすることが恩返しだとおもいます。
それを僕の言葉でやるのではなく自分自身で気持ちを高め、持っていく。そういう選手になってほしいと思って指導しています。
いくら自分が言葉を発しても。自分自身は強い、熱い気持ちで戦ったと言っても相手に伝わらなかったらそれは意味がない。相手に伝わってこそです。それを急に試合でやろうとしてもできません。だからトレーニングの時から、トレーニングマッチの時からやるのです。
トレーニングが一番疲れるようなチームにと思ってやっています。コミュニケーションを自ら取ることをずっと言っています。できないではなくやらない事は強く叱ります。
自分の思いは自分の言葉で伝える。
人に流されるのではなく自分の頭で考え、判断し、実行する。
自分で決めるから責任も自分で負うのです。
そういう事ができる選手は間違いなく成長します。
そして強い選手になります。