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カーニバル決勝

カーニバルは準優勝という素晴らしい成績で終わりました。

もちろん、一番綺麗なメダルの方が更に素晴らしい事ですが成績以上に熱い、熱い、試合となった事が僕は何より嬉しく。

選手は勝つ事に拘って戦うべきです。ただ、それ以上に戦い”方”に拘ろうとずっと話しています。

長くやっていると何年かに一度、負けてもスッキリした試合に巡り合います。

最高の敗者でした。良い意味ではないですが僕はこの言葉が好きです。


■準決勝

低学年の頃からずっと戦っているチームです。先週も審判をしながらしっかり見たのでできる準備はしました。

このチームとしては珍しく試合の入りが良かった事がゲームを少し優位に進めれた要因かと思います。

見事なシュートで先制し、ラッキーな形で追加点が取れました。ラッキーでしたが長い距離を走り詰めていたから生まれた素晴らしい得点です。

ただ、僕はまったく安心はしていませんでした。ここからの相手チームの底力を知っていますから。何度、悔しい思いをしたか、、、本当に何度もです。

悪い予想はあたります。わかっていたのに。試合前に対策を話しましたが失点。こちらの予想以上でした。

ここから選手がどう対応するのか、できるのか。何度も何度も攻め込まれました。胃がキリキリし、時計ばかり見ていました。

選手を信じていたと言えばカッコいいですが何も手を打てず、拍手と声で応援するだけの無策、無能な監督でした。こういう場面に何も出来ない自分が本当に情けない思いが今もあります。何年経っても成長しません。

勝利は選手の頑張り。これに尽きます。

試合を見ていてる最中はもちろん、このブログを書きながらも試合のシーンが浮かび、目頭が熱くなります。

20年近く指導者をしていますが、なかなか見られる試合でない、貴重な試合でした。ナイスゲーム!!


■決勝戦

相手の方が圧倒的に走れていた。これが負けた大きな理由です。本当に良く走っていました。素直に素晴らしいと感じました。後半からはこちらは足が止まり、いつものようにできませんでした。これが今の限界です。これ以上、選手に頑張れとは言えませんでした。

もう一つはベンチを含めた選手の底上げです。選手間のスキル差が徐々に大きくなっています。特に暑い中での試合は8人では戦えません。11月まで公式戦はありませんので底上げを目標にやっていきます。それは6年生だけでなく、5年生もは含めてです。

公式戦は学年に関係なく実力で選ぶ。これがチーム方針です。

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■カーニバルを振りかって

A、Bとも成績含めて良く戦えました。これだけ頑張れるとは思っていませんでした。成長している。戦えるようになってきている。そういう事が実感できる大会でした。指導者をやっていて嬉しい瞬間です。


特にこの学年は、、、低学年の時は本当にどうすればいいのかと悩んだ学年です。TMは負けてばかり。それでも小◯コーチ、田◯コーチを中心に熱く諦めず指導をしてくれました。3年間かけて6年生の時には周りのチームと戦えるチームにとの思いでやってきました。今、6年生になってからの選手の伸びにはびっくりしています。

選手の成長は坂道を登るのではなく、階段をジャンプして登る感じと思っていますがまさにそうです。

諦めずにやってきた事がやっと実を結びつつあります。まぁ、どんな学年でも僕ら指導者が諦める事はありませんが。上手い、下手で選手の扱いを変える事はありません。逆にモタモした選手であり、Bチームに思い入れが傾く事はあります。


もう一つ。あまり個人の事は書きませんが今年のセンターバックは僕の代表権限で(笑)決めました。

(一応言っておきますがそんなものはありませんよ。)

守るだけでは勝てません。攻撃的な選手のポジションを一つでもあげたい。その為にはセンターバッグを何とかするしかない。

育てる中で僕が思い、関わるスタッフにも話したのは絶対に叱らない。

それでなくても責任のかかるポジションです。そこを本人の意思を確認もせず、僕が勝手に決めたのです。まぁ、いい迷惑ですね(笑)

育てるには我慢が必要です。目先の結果でなく半年後を考えて。

結果、替えの効かない選手の一人になりました。

いつも一番、ユニホームが汚れています。

それほど声を出す選手ではありませんが、その何倍もプレーでチームを助けてくれています。ですからこの大会の優秀選手に迷いはありませんでした。もちろん、みんな頑張っていたので選ぶ事は面白くありませんが、、、

綺麗事かもしれませんがみんなに優秀選手をあげたかった。


帰宅時、高◯コーチに大至急でコンビニ寄ってもらいました。

熱った身体、熱が冷めていない心に冷たいビールは最高でした。こんなに美味しいビールは僕しか飲めません(笑)CMディレクターが見ていたらオファーがあった思います(笑)


僕の中で大会は協会の大きさではないです。カーニバル、選手権を僕は何より大切な大会と思っています。そんな思い入れのある大会で熱い試合が見れて幸せでした。拍手と応援しか出来ない監督をファイナルのベンチに連れてってくれた選手に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。

でもね、ここがゴールではありません。ここがスタートだと思って残りの時間を過ごし、今度は一番綺麗なメダルを目指そう。


保護者の皆様もお疲れ様でした。

選手は頑張りました。ご家庭でもしっかりほめてあげてください。


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