日曜日、4年ぶりの卒団式が開催されました。
お手伝いいただいた皆さま、ありがとうございました。
式典は苦手です。とは言え、町の正式な団体ですので和を乱す事なく参加しました。
卒団生との思い出は式典でなく全てグランドにあります。
唐突ですがちょっと昔話を。
去年の話になります。
グランドで一人の青年がトレーニングを見ていました。
選手の親かなと思ってのですが「わかりますか?」と声を掛けられました。
顔に見覚えはあったのですが名前がでず(笑)
西小と大治小が合同でスタートした1年目、初代のキャプテンでした。
合同でスタートしたのが2007年。15年経っていますので27才の青年。その前の西小の頃、2年生の頃から知っています。まぁ、僕も長くやってます。
低学年の頃からそれは一生懸命トレーニングをする選手でした。やる気のないプレーをトレーニングでも試合でも見たことはありません。5年生の時からずっと10番を背負っていました。10番がよく似合ってましたね。
先にも書きましたが西小と大治小が今のように合同でスタートしたのは2007年。
(ですのでユニホームにsince2007と入っています)
それ以前の西小は全学年で20名ほど。コーチはほぼ僕ひとり。同じ学年でのトレーニングはもちろんできません。
1年生から6年生が一緒にやっていました。これに当時の僕は悩み・・・これで選手は楽しいのだろうか・・しっかり成長できるのだろうか・・
そうやって悩んだ結論が大治小との合同での活動です。僕の方から大治小代表に話をし、時間をかけて一緒に活動するようになり今に至ります。
この合同へ踏み切る決断も彼がいたことがとても大きく。
この子の才能をつぶしてしまわないか。大好きなサッカーをもっと楽しくやってほしい。
彼のプレーを見るたびにそういう気持ちがずっとあり、大きくなり合同の道を選択。彼がいなかったら今の大治SSSはないかもしれません。
なつかしさもありたくさん話をしましたがいろいろな事を本当によく覚えていてびっくり。まぁ、僕は忘れてることばっかり(笑)
そんな会話の中でここでずっと基礎をやったので中学、高校で苦労は少なかったですと。地味だったけど中学、高校で実感しましたと。
めちゃくちゃうれしかったです。もちろん空気を読んだ部分もあります。でもそれを差し引いてもうれしかったです。
自分が20年近くやってきたことは間違っていなかったと。
そしてもうひとつ。今でもスポ少の仲間と集まって、たまにサッカーをしますと。
卒団してから15年経ってもそういう交流が続いていることがうれしかったですね。
勝った、負けた、優勝した。そんな結果も大切だと思います。
でも僕はそれが一番ではないと思っています。
サッカーが媒体となり生活が少し幸せになればそれで十分です。
久しぶりに当時、いつもやっていたトレーニングをしてみようかと思います。