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最後の試合

私事で恐縮ですが・・・


先週土曜日、坊主の現役最後の試合がありました。
年中さんから始めたサッカーですから14年続けたことになります。

坊主がサッカーを始めたころから、我が家はサッカー中心の生活。坊主のサッカーに関わる事が僕が唯一、坊主と関わることでした。それ以外は奥さんに任せっぱなしで・・・

ジュニア(小学校)、ジュニアユース(中学)、ユース(高校)と上がるほどに、レギュラーとベンチ。ベンチ入りとベンチ外。AチームとBチームなど明確に区別されるものです。ジュニアユースでは、3年生でやっと試合に出場できるようになりました。高校では、3年生でなんとかベンチ入りできるようになりました。ただ、最後の大会の地区予選の出場時間は3分。それでもベンチ入りできない3年生がいるのですから、まだいい方です。

そして、土曜日の県大会。0-2で負けている状態で坊主に出場のチャンスが来ました。 残り時間は15分。親の贔屓目から見て(笑)攻める時間が長くなりました。チャンスも増えました。しかし、試合はそのまま終了。寂しい気持ちもありましたが、それ以上に胸が熱くなりました。ただ、それは坊主の姿以上にベンチ入りできない選手の応援にです。

一人、一人の応援歌があり。チームを鼓舞する応援歌あり。そして、校歌も。最初の方は、どこかやれされている感がありましたが、最後の15分は本当に気持ちの入った応援でした。応援団長の声はガラガラ。そんな声援を受けながら試合ができた坊主は幸せ者です。

昔から運動会など行事でビデオを撮ることはあまりしていません。ファインダー越しの 姿では物足りないので。記録より記憶に留めるタイプです(笑)
ただ、この試合はiPhoneのビデオを初めて使いました。彼が14年続けてきた最後の姿であり、大きな声援も撮っておきたかったので。

米粒みたいに小さな姿です。映像もブレぶれです。声援も割れた音です。でも、毎日見ています。

試合後の記念撮影では、みんな笑顔でした。やり切った感で満たされていました。友達に笑顔で接する坊主を見て、安心しました。いい仲間に囲まれて本当に楽しいそうで。サッカーの強豪高校ではありません。でも、みんなで一つの目標に向かって努力する気持ちは同じだと思います。これがスポーツの素晴らしさだと。

彼がサッカーを続けてくれたことで、いろいろなステージのサッカーを見ることができました。そのことで、今、僕が大治SSSですべきことが変わってきたことも事実です。掛ける言葉、トレーニング内容、目指すべき目標も、大きく変わりました。

数年前から6年生にはサッカーを続けてほしいと話しています。レギュラーになれなくてもスタメンじゃなくても、サッカー以上にやりたいと思うスポーツが見つからないならば、 続けてほしいと。続けることで勝った・負けたなど結果以外に、かけがえのないものを得る可能性があります。でも、それは続けた人にだけ得られるものです。


「継続は力なり」

「努力は素質を上回り、気力は実力を超える」

大治SSSでサッカーをしている選手に少しでも伝えたいと思います。

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